About Tom Ford

About Tom Ford

TOM FORDは、テキサス州オースティンに生まれ、子ども時代の大半をニューメキシコ州サンタフェで過ごしました。 10代の頃、フォードはニューヨークへ移り、ニューヨーク大学に入学。当初は芸術史のコースで学んでいました。 その後、彼は学業の方向性を変え、ニューヨークとパリのパーソンズ・スクール・オブ・デザインで建築を専門に学び、その後ニューヨークのパーソンズを卒業しました。

1990年、TOM FORDはミラノへ移り、グッチに入社。ウィメンズウェアのデザイナーとして働きました。 1992年にデザインディレクターに就任、1994年にグッチのクリエイティブディレクターに任命されました。 彼はウェアからフレグランスまで、すべての製品ラインのデザインを統括し、グッチ・グループの企業イメージ、広告キャンペーン、店舗デザインも担当しました。

2000年1月、グッチ・グループによるイヴ・サンローランとイヴ・サンローラン・ボーテの買収に伴い、TOM FORDはグッチでの仕事に加え、イヴ・サンローラン リブゴーシュとイヴ・サンローラン・ボーテのクリエイティブディレクターの職も担当することになりました。 フォードはイヴ・サンローランのクリエイティブチーム全員と協力して全体のイメージを決定し、すべての製品カテゴリーとコミュニケーション活動を含むイヴ・サンローラン ブランドのポジショニングを行いました。 彼はまた、グッチ・グループのクリエイティブディレクターとしても勤めました。2002年7月、グッチ・グループ経営陣の副会長に就任。2004年4月、ピノー・プランタン・ルドゥートによる買収後、グッチ・グループのポストを退任。

TOM FORDがグッチおよびグッチ・グループのクリエイティブディレクターを勤めた10年間、売上は1994年の2億3,000万ドルから2003年の約30億ドルまで増加し、グッチは世界最大および最も収益性の高いラグジュアリーブランドの1つとなりました。

2005年4月、TOM FORDは、TOM FORDブランドの設立を発表。 グッチ・グループの元社長兼最高経営責任者であるドメニコ・デ・ソーレがこの新会社の会長として参画しました。 同年、TOM FORDはマルコリングループとパートナーシップを組み、アイウェア フレームとサングラスの製造販売を行うことを発表。また、エスティ・ローダーと提携し、TOM FORD BEAUTYブランドの創設を発表しました。

2007年4月、TOM FORDメンズウェアとアクセサリーコレクション デビューに合わせ、初の直営旗艦店がニューヨーク マジソン アヴェニュー845番地にオープン。 2010年9月、マジソン アヴェニューの旗艦店で行われたプレゼンテーション中に、待望のウィメンズ ウェアコレクションを発表。ローレン・ハットンやビヨンセ・ノウルズなど彼のスタイルアイコンがコレクションを纏って登場しました。 現在、TOM FORDの独立店舗およびショップ イン ショップは121店舗を数え、ミラノ、東京、大阪、ロンドン、ビバリーヒルズ、アトランタ、ヒューストン、ダラス、シカゴ、ラスベガス、ドバイ、チューリッヒ、ニューデリー、上海、香港、ロシア、ソウル、名古屋、神戸などに店舗を構えています。

2005年3月、映画製作会社FADE TO BLACKの設立を発表。同社を通じて初の長編映画「A SINGLE MAN」の監督、製作、脚本共同執筆を行うことを公表しました。 クリストファー・イシャーウッドの同名小説を映画化したこの作品は、コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、マシュー・グード、ニコラス・ホルトが出演しています。 「A SINGLE MAN」は第66回 ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映され、2009年12月に公開されました。 今作は、コリン・ファースのアカデミー賞主演男優賞ノミネートをはじめ、TOM FORDのインディペンデント・スピリット賞におけるベスト・ファースト・フィーチャーおよびベスト・ファースト・スクリーンプレイ賞ノミネート、コリン・ファースとジュリアン・ムーアのゴールデングローブ賞主演男優賞および助演女優賞ノミネート、コリン・ファースのヴェネツィア映画祭および英国アカデミー賞の主演男優賞、TOM FORDのGLAADメディア賞長編映画(拡大公開)部門最優秀映画賞など、多数の賞およびノミネートを受けました。

TOM FORDの成功は、以下を含む多数の賞により高く評価されています。 名誉あるアメリカファッション協議会(CFDA)から贈られた7つの賞(1995、2001、2001、2002、2008、2014、2015)。 VH-1/VOGUEファッションアワードの4つの賞 (1995、1996、1999、2002)、PEOPLE誌の最も美しい人50 (1997)。日本ファッション・エディターズ・クラブ (FEC) (2000)、米国アクセサリー協議会から新しいサングラスのラインを讃えて贈られた2つのエースアワード (2001、2006)、ファッション・グループ・インターナショナルのナイト・オブ・ザ・スターズ、スーパースター賞 (米国、2000)、TIME誌のベストファッションデザイナー (2001)、GQ デザイナー・オブ・ザ・イヤー (米国、2001)、クーパー・ヒューイット・デザイン・ミュージアムのナショナルデザイン賞におけるファッションデザイン特別功労賞 (2003)。

2004年3月、ファッション界および映画界への貢献が讃えられ、ロデオ ドライブ・ウォーク・オブ・スタイル賞を受賞。 同年、インターナショナル・ベスト・ドレッサーの殿堂入りを果たしました。 2005年、サバンナ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインより、アンドレ・レオン・タリー特別功労賞を受賞。 2007年3月、GLAADはヴィト・ルッソ賞を贈り、TOM FORDを讃えました。 2009年、米版GQのメン・オブ・ザ・イヤーを受賞、独版GQのメン・オブ・ザ・イヤーに選出。 2010年、CFDAのメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーにノミネート。 2011年、ギリシャ「Status」マガジンのインターナショナル・マン・オブ・ザ・イヤー、そして英版ELLEのインターナショナル・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。さらに、ロシア版GQのマン・オブ・ザ・ディケイドおよび英版ハーパースバザー誌の「女性の世界における最も重要な男性」に選ばれました。 2013年、英版GQの授賞式でデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。 2014年のCFDA授賞式で、ジェフリー・ビーン特別功労賞を受賞。2015年、CFDAのメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。

TOM FORDは現在、ロサンゼルス、ロンドン、サンタフェで暮らしています。